古楽夢 ~拾四~

古楽夢(拾四)

木曾海道六十九次之内
高崎/広重画

日本橋より109.4km

川中に突き出た藁屋根の茶屋を設け、煙管を持って一服した客に高崎城を見上げさせている。街道には日帰りらしき物見遊山の裕福そうな若女主人が蝙蝠半天を着た供を連れて歩いている。

これに対して、茣蓙を背負った貧しい男が菅笠を裏返しにして合力をねだっている。合力が貰えそうだと気付いた人足も手を差し出して走ってくる。遠景の山は榛名山、正面の川は烏川である。


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