古楽夢 ~七~

古楽夢(七)

岐阻街道 桶川宿
昿原之景/英泉画

日本橋より40.5km

 この辺りは、大宮台地の中で最も高い場所に位置し、周囲には麦畑が多かった。麦をこく農婦、囲炉裏から煙管の煙草に火を付けようとしている農夫。農婦に道を尋ねる町人風の旅人の絵。


江戸グッズ  煙草盆  刻み入れ 火鉢 の紹介

 煙草盆は寛永年中に茶道具として南蛮から持ち込まれたと言われる。

 喫煙の便を図るため、炭火を入れた火入れ、吸い殻を捨てる灰吹き(灰落とし)、キセルなどの喫煙諸道具一式がコンパクトにまとめられた画期的なものでした。

初めは大名茶人を中心とした大名間で使用されていましたが、次第に庶民の間にまで普及していきました。

煙草盆

古楽夢(七)

現代ではライターと灰皿が一緒になったものです。

明珍火鉢

古楽夢(七)
明神火鉢

刻み入れ

古楽夢(五)


煙管

古楽夢(五)