古楽夢 ~弐~

古楽夢(弐)

木曾街道
板橋之驛/英泉画

武蔵国豊嶋郡 日本橋~9.8km

 二階屋が軒を連ねる宿場へ旅人達が足を速める。裕福そうな夫婦らしき旅人と供。駕籠へ乗れとせがむ駕籠かき、なだめる供。馬子が馬の草鞋(わらじ)を交換中。

当時馬には蹄鉄が打ってなく、そのため草履が必要であった。

宿場の背後の森は加州前田侯の下屋敷であろう。


江戸グッズ 莨入れ(たばこいれ)をご紹介します。

前金具 銘 禎盧(サダヨシ) 七十六物(76歳時の作品) 江戸安政

 前金具の製作者・禎盧は江戸安政時代・越後国長岡住長工で小林門蔵といい岩間信盧の門人といわれています。

 煙管(キセル)は筒にタバコの葉は刻み入れにいれ腰帯に差して携帯しました。

 現在刻みタバコの葉は「小粋」という名で日本たばこ産業より発売されています。

この一品種のみ



前金具 銘 禎盧 七十六物(76歳時の作品)