古への散歩~むすび 三縁主義~

古への散歩

 我々の交わる世界というものは、本当に一生付き合っていく人はせいぜい六、七十人程度。
親戚であったり、会社の仲間、あるいは学校の友達、近所づきあいなど、そういう間を行ったりきたりしているうちに人生は怱忙のうちに暮れていくものである。
人間にはDNAがあって、過去に遡れば遠い祖先や人類の始祖、さらには生物の起源にまで至る。
また未来を見やれば、子供や孫や、さらにその孫と、これも無限に伸びていく。 祖先あるいは子孫という「つながり」が大事となる。


 また親友とは、親しいだけの友で良いのだろうか。
しんゆうには真友、信友、深友、心友、芯友、清友、進友、伸友、紳友、慎友、審友、申友、神友、等があるのではないか。最近、学校や職場でのいじめが社会問題になっていますが、震友や侵友ではなく、「いじめはだめだよ」と言ってくれる申友や「それはいじめだよ。」と善悪をはっきりと見分けられる審友を作ることが大切なことだと思います。
究極の友達は、神様のような神友である。




結縁・尊縁・随縁




 縁を結び、縁を尊び、縁に随うという繰り返しの中で人は縁より歴史を作りその積み重ねで新しい文化を築いてきたものと思われます。現在までまた未来に向けて新たな歴史を作っていく事が我々の責務であり次の世代へ歴史・文化を繋いでいく事が大事である。
三縁主義をご紹介させて頂き結びとさせて頂きます。


【元内閣総理大臣 中曽根康弘先生 座右の銘より】